金融占星術を研究するに当たって、一番気になるのがあのバブルの頃のホロスコープです。
あの時、山羊座に天体が5つ入っていまして、金融占星術で有名なメリマン氏が『カプリコーンクライマックス(山羊座に多くの天体が集中する極めて珍しい現象)』と呼んだそうです。
1989(平成元)年12月29日、年内最後の取引日「大納会」を迎えた東京証券取引所で、日経平均が史上最高値を付けました。終値は38,915円87銭、取引時間中の高値は38,957円44銭。バブル経済の絶頂期の記録です。
山羊座に太陽、水星、土星、天王星、海王星と5つの天体が入っています
太陽は海王星と天王星に挟まれ、それぞれとコンジャンクション(合)
木星と天王星がオポジション(180度)そして海王星とも(ワイドではありますが)オポジションです
金星は月とコンジャンクション(合)で、火星とはセクスタイル(60度)です。
そして12/29から金星が逆行になり、加えて12/31に水星も逆行を始めます。
この2つの天体の逆行が重なる時期は要注意な上、逆行開始前後と順行に戻る前後は見かけの動きがゆっくりになる為、その天体の力が強くなると言われています
この二重円は、日本証券取引所の設立時のホロスコープ(内円)と1989年12月31日当時の天体(外円)との配置図なのですが、
マンデン占星術で「顧客」「一般大衆」などを意味する「(内円の)月」にトランジットの海王星がコンジャンクション(合)しています。
海王星は「幻想」「曖昧模糊」などを意味する天体。
あの時代、みんな浮かれてましたからね。土地は永遠に値上がりするものと信じてましたし、日本イズ ナンバー1!とか言って調子こいてました。
バブルって「踊るアホウに見るアホウ♪ 同じアホなら踊らにゃ損損♪」と皆が踊り狂わないと膨らみませんからね・・・
こうやって観てみると天体の配置もパワフルだったんだなって思います